魔力で汚染された街。

ウィッチクエスト GM:少年K

すばらしく遅くなりましたが、近大との交流セッションのレポートをお届けします。
PCの構成は魔女と魔女猫のペアが2組と猫人間1人の計5人でした。(自分は魔女猫。以下魔女猫視点で書いていきます。)
私は魔女猫、名前はアーサー・ホームズ。よく猫らしくない猫といわれる。(猫的な力最低ランク、非猫的な力最高ランク)

我が主人は魔女教会認定試験というのを受けに別の街に行っていた。
主人はもちろん合格した。同じ街から一緒に受けた他の魔女(PC)も合格した。
機嫌がいい主人と主人の友人たちと一緒に街へ帰ってみると、街の一部が壁で隔離されているではないか。一体どういうことだ。主人の家も壁の中ではないか。これではゆっくりとコタツで丸くなれないではないか。
ご主人達は早速調査に乗り出した。私も調査に乗り出すこととした。

私は早速入り口を探すとした。入り口はすぐに見つかった。
何か、教会の魔女が入り口を見張っている。
そこへ一台のトラックが詰所らしきところを出て、入り口から中へ入っていこうとした。私は開いた入り口から中をのぞこうとしたが、二重になっていて見えなかった。
なぜ、ここまで頑丈にガードするのだろうか。
私のほうはこれ以上情報が得られそうに無いので帰ることにした。
ご主人や他の魔女も情報を集めてきた。
総合すると、こうなった。
事件の発端は何日か前。この地元に住んでいる非認定の魔女(もう1人の魔女の母親)による魔法の実験で事故を起こしたため、魔力汚染が出てしまった。
そのため、バリアーを張って隔離したわけである。
中心地に近いところにいた人はその事故の魔力汚染で死んでしまったと当局が発表したようだ。
非難した人は、当局がすかさず、避難指示を出したため非難できた。
実験が行われたところ(爆心地と呼ぶことにする)から少しはなれたところの人は非難できたようだ。
バリアーの中は上からのぞいても良く見えないようになっていた。
その後、夜になって戻ってきたトラックの轍と倉庫にあるものを見ると、食料を中に入れていることが分かった。

どうも当局の話が胡散臭いと感じたわれわれは、潜入することにした。
上空から潜入する組とトラックにまぎれて潜入する組とに分かれて入ることにした。
そうやって入ってみると、中ではとんでもないことになっていた。

魔力が満ちし域内のとある広場。食料を運び込んだトラックが去った後、起こったのは大人と子供の食料の奪い合いだった。
奪い合っている人間の中には魔力汚染により体が変形しているものもいる。
こんな阿鼻叫喚な光景があった。
どうしてこうなったのか、大人側グループと子供側グループと当局から犯人にされている魔女に聞くことにした。
分かったことは、協会側の魔女のうちの誰かが事故を起こしたため今回の騒動が起こった。魔力汚染が広がるのを防止するため大急ぎで壁を立て、魔力で汚染された人を外に出さないようにした。協会側は中の生存者が汚染によってどのように変化するのを調べ、ほっといたら汚染で死ぬので情報が外に漏れないようにするのが目的のようだ。
ここで私の推測を述べると、
「おそらく、魔女教会のトップクラスの人物かその御曹司あたりが事故を起こしたからそれをもみ消そうとしているのだろう。多分、教会会長の息子が実験してたのだろう。」
しかし、状況はとてもまずい。このままでは汚染によって死者が多数出てしまう。
我が主人の友人はもう今日には亡くなるだろう。
この状況を打破するためには、この汚染の原因である魔力を儀式で消費して汚染された人を助けるのがおそらく最善の手であろう。
そのためには魔女教会の助けがどうしても要る。
儀式をするためには大勢の魔女が必要だ。
協会側と交渉した結果、条件として
○協会側が発表した情報を真実だと認める。
○このことを口外しない。
を突きつけてきた。
そして、今すぐ実行すれば、主人の友人は助けることができる可能性があるが、失敗する可能性が高い。
明日に実行すれば、人数が集まる分、成功率が上がるが、死人が出るだろう。
私は、提案した。「人一人を助けるために大多数を殺すことはできない。感情に流されずにその友人を見殺しにすべきだ。」
その提案が通ったため、明日、儀式は実行された。
儀式はなにか「ファンブル」を起こしかけていたが、ぎりぎり成功。やはり確立は上げておくに越したことはない。
人一人は助けられなかったが、大勢の人を助け、こうして事件は解決された。
中にいた人たちは記憶を改ざんされ、元の生活に戻ることができた。
こうして、この事件は幕を閉じるのであった。
セッションレポート > ウィッチクエスト | comments (1)

Comments

左馬 | 2006/02/05 09:41
う〜ん。部外者があれこれ言うのもどうかですが。
ウィッチクエストらしくないですねえ。
他のシステムではできなかったんですか?
放課後とか。
な〜んか世界観に合ってないような気がします。
通りすがりの左馬でした。

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