恐るべきは先祖の怒り

ニンジャバーガー GM:alcor
ニンジャバーガーとはファーストフードチェーン店「ニンジャバーガー」の店員となってハンバーガーをデリバリーするというゲームだ。「ニンジャバーガー」なのでもちろん店員は全員忍者だ。それに伴い、客は受け取り主の名前と注文したい商品だけを告げればよい。店員は全員忍者なので受け取り主の居場所など当然わかるのである
 また、店員は忍者なので当然のことながら依頼人を含めて他人に姿を見られてはならない。では料金はどうやって受け取っているのか?忍者なので当然注文者のキャッシュカードの番号を把握しているので問題はないのだ

 こうした禁止事項などはルールによって規定されている。この規範を破ったものは不名誉を償うために指を落とさねばならない。ちなみに、30分以内に注文の品を配達できなかった場合は、激しく不名誉なことなので切腹しなければならない。忍者の掟は厳しいのだ。

 また、指を失うような不名誉なことを行ったときは2D6をふって残りの指の本数以上の出目が出れば、何か恐ろしいアクシデントが起こる。一番悪い時にはしばらく隕石が降り注ぐ。これが起こると周囲の人間はPCも含めて普通全滅する。何が起こるかはやはり2D6で決めるのだが、この表がまた恐ろしく、3割弱の確率で即死する。周囲の人間を巻き添えにするものもある。

 今回の任務でも悲劇が起こった。受け取り主に注文の品を届けようとした一人の店員が姿を見られ、それによってアクシデントが発生したのだ。結果、不名誉を犯したふがいない店員に、先祖の怒りの雷が炸裂したすぐそばにいた受け取り主を巻き添えにして
ちなみに今回の受け取り主は12歳の少年。注文の品はバースデーセットだった。

 仕方がないので残った店員達は黒焦げになった少年の口にハンバーガーを突っ込むと、ハッピーバースデーを歌って任務完了ということにした。

げに恐ろしきは先祖の怒りかな。
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