ネズミーマウスの愛し方。


サマーランド GM:alcor

舞台は現代。突如、出現した「森」は世界中を埋め尽くした。
人類は文明を破棄し、小規模の集落で細々と暮らしている。
主人公達は集落では暮らせない心に傷を抱えたアウトローである。
だが、その心の傷が「森」に対する強い抵抗力を生むのだ。


という世界観のTRPG。
普通の人間は森に入ると野生化してしまうのですが、
PC達は皆、トラウマ持ち。野生化に対して抵抗力がありますが、全員、重度のトラウマ持ちなので、集落に定住することはできません。
そこで、いくつかの集落をまわって便利屋まがいのことをして、暮らしています。


以下、ネタばれ。

色々あって、「森」の中の研究所にやってきたPC達が用事を済ますと、かつて、PC達が撃ち殺したNPCの飼い鼠であるミッ●ーがいた。
巨大な研究所跡でミッ●ー(巨大鼠)と出会ったPC達。事前に判定に成功してミッ●ーと心を通わせていたPC(軍隊上がり、薬物中毒)は配下のネズミたちを引き連れたミッ●ーを抱きしめた。
それを見たPCの一人(虚言癖、詐欺師)がドウドウと涙を流しながら、
「行くんだ。皆、あいつの覚悟を無駄にするな!」
と一瞬も迷わずにのたまって、駆け出した

負傷ペナルティーで逃走判定ができないPCが必死に命乞いをするなど、紆余曲折があったのだが、無事にPC(軍隊上がり、薬物中毒)を除いて脱出することができた。結局、PC(薬物中毒)の姿をその後、見たものはいない。

が、PC達は彼が幸せになっていることを祈らずにはいられないのだった。
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