クレマン警部の初金星!

4月23日 1部 システム:ギア・アンティーク GM:少年K

1回生が2人も来てくれた。嬉しいものである。
システムは、ギア・アンティーク『マキロニー2000』。

PC1・2:(優秀な)探偵助手 PL:1回生2人
PC3:探偵(の振りしたお姉さん) PL:蟻人
PC4:(裏取引OKな)警察官 PL:左馬
PC5:(ヴァルモン帰りの)記者 PL:茨之介さん

フィラム王国のとある街に、サーカス一座がやってきた。
この一座、見事な曲芸のほかに、ある噂のため有名になっている。
一座の行く先々で、怪盗レオンが出没する噂だ。

PC1-3には、サーカス一座の友人から招待状が届き、
PC4・5は各々、怪盗レオンを目当てにサーカス団を調べだす。

そして、PCの知り合いの女の子ヘレンが持つ、母の形見の宝石。
『緋色の涙』を頂きに参ります」
というレオンの予告状が舞い込んだのだった。

**
この怪盗レオン、悪人からしか盗まない。
または不正に奪われた物を奪還し、元の持ち主に返す。
予告状を送りつけ、警官たちを潜り抜け、
冴える体術とバイクの腕で颯爽と去っていく。
一度たりとも失敗はなく、8年間も警察を出し抜いてきた。

どこのル○ン三世ですか?

で、8年間出し抜かれてきたのが、
「銭○の父っつあん」じゃなかった、クレマン警部。
最近では、どこの警察も協力してくれず、
今回もPC4の上司が貸してくれたのは5名だけ。

**

最初私のPC4は、怪盗を騙すつもりで宝石の贋物を用意していた。
PC一同とヘレンとクレマン警部だけに話を通し、
ヘレンの首飾りを贋物にすりかえておく。
本物は目立たぬようPC3が持っておく。
これなら、ヘレンが首飾りを奪われても大丈夫、という計画。

感心するクレマン警部。
このお人、ひたすら警官で人海バリケード戦術の信奉者なのだ。
頭使ってないよ。さすがNPCの鑑。

ところが、色々調べた挙句。
PCたちとヘレンは、レオンに味方する方針に変更してしまった。

そこで。
クレマン警部には内緒で、ヘレンの首飾りを本物に戻し。
PC3は「本物と見せかけた」贋物を大事に持つことに。

当夜、ヘレンから首飾りを奪い去っていく怪盗レオン。
残った宝石のほうが本物です、と認めるヘレン。
てっきり「レオンは贋物を持っていった」と思いこみ、
高笑いするクレマン警部。

翌朝の新聞には、
「怪盗レオン初黒星!」「お手柄のクレマン警部!」などの記事が。
何せ8年越しだからね。
たかるPC4にも、ご機嫌で奢ってくれるクレマン警部なのでした。
ええ人やなあ。
感想 > ギア・アンティーク | comments (1)

Comments

藤林 | 2005/05/07 23:21
5月7日、別のプレイヤーによる「怪盗レオン」の再演。「クレマン警部、真の金星!」とでも言おうか。現実的な探偵助手(将軍)、再対決に燃える女探偵(新入生)、特ダネを狙う記者(新入生)、やる気の薄い平巡査(9)、退役軍人の道楽の故買屋(藤林)というメンバーでは、レオンに味方できなかった。不幸な裏事情も『ナニワ金融道』的なドライさで割り切る。仮面といえば割れるのがお約束。警部たちの前で正体露見し、共犯者もろともレオンを逮捕。翌朝の一面トップ記事に。記者も探偵も大いに名を上げた。
ただし、もちろんフォローはしましたよ。不幸な破産者の墓に花束を。悪徳実業家を説得して、遺族へ善意の施しを。

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