冷静な弟

真・女神転生TRPG 魔都東京200X GM:近畿大学I

12月10日に近畿大学エンターテイメント研究会の方々との交流セッションが行われました。その模様をお伝えします。
今回のシナリオはPC3の兄を含めた何人かの人間がコンピュータを使った後、原因不明の昏睡状態に陥るという事件が発生するものでした。
以下がオープニング。 
シナリオはPC3の兄が部屋に閉じ籠ってパソコンゲームを始めるところから始まる。
兄がいつものようにゲームをしている突然の悲鳴。PC3である弟は兄の部屋に飛び込むと、そこでは兄から昏睡状態に陥っていた(魂は抜け出ていた)のである。
この後の弟の行動は極めて冷静なものであった。
兄を観察し、昏睡状態である(魂は抜けている)が、命に別状がないと判ると、昏睡状態になった原因を探るため、怪しいと思われるコンピュータを調べ始める。そしてゲームを現場を一通り調べた最後に、兄を助けるために救急車を呼ぶのである。

兄が救急車で病院に運ばれた時に刑事とその付きまとい(PC1とPC5)と合流。

弟と刑事とその付きまといの3人は事件の真相を探るために再び事件現場に戻る。
捜索を始めるとオープニングで兄が買ってきたCDディスクを発見する。これが重要な鍵であると睨んだ3人は(他PC 2名を待たずして)ディスクのロードを始めるのである。するとモニターから次々と雲のようなモンスターが出てくるのである。
他PC2人は彼らに危機に気づくのであるが、全く別の場所にいるのですぐに向かうことができない。

ここでも弟の行動は冷静であった。勝つためには手段を選ばない。雲が現れるとすぐさま、自分の部屋からグレネードランチャーを持って来て、兄の部屋で躊躇いなく、発射する。
その場にいた刑事たちもその光景を見て、続いて拳銃を連射する。弟の英断によって、無事に彼らだけでモンスターを全滅をさせることに成功させたのである。しかし失われたものは大きかった。1つはCDディスクである。銃撃戦の中大切な証拠品は破損してしまった。もう1つは自宅。崩壊はしていないものの、グレネードランチャーは何発も発射されたのである。

戦闘終了後、他PC2人と合流するも、その惨状をみて、自分たちがヒーホー*であることを忘れて茫然してしまったのである。

ここまでがOP であり、以降合流したのちに別のCDディスクを手がかりに電脳戦の果て、兄や他の被害者の魂を助け出すことに成功したのである。

*ヒーホーとは(筆者が初めての女神転生だったので、あまり詳しいことは言えないが)一声で言えば、シナリオで役に立つというよりもいかに面白いことができるか、個性的であることが重要な存在である。

補足説明:今回この記事の内容を書いたのは岩手さんだが、諸事情によりあじゃりが記事を更新したことを追記しておく。
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