魂の名簿

システム:ビーストバインド1版 GM:波戸

あらすじ:
ある女子高生が古書を手に入れた時、閑静な街は不穏な空気に包まれる。吸血鬼たちは眠りし者の目覚めを求め、人間たちは魔を駆逐するための力を求め夜の街で暗躍する。魔と人の間で生きる半魔たちはその間でもがき苦しむ。

第一陣営:吸血鬼から「眠り姫を目覚めさせるのにある書物が欲しい」と依頼される。
 カール=シュワルツ PL:黒和 アーキタイプ:吸血鬼
  ドライな感性を持つ吸血鬼。でも知り合いには優しい

第二陣営:神社から「街にある強力な祓魔の書を手に入れてほしい」と依頼される。
 伊口法正/ワラエル PL:ぐるぐる眼鏡 アーキタイプ:降りた天使
  神主に心酔する(堕?)天使。天界の料理(見た目はゲテモノ)を振る舞う
 鳶丸正常 PL:crowbar アーキタイプ:魔剣
  血塗られた過去を持つ魔剣(刺身包丁)。寿司屋経営

第三陣営:友人の女子高生が古書を手に入れる。その書は魔の気配を帯びていた。
 姫野美鈴 PL:おいでませ妖精郷 アーキタイプ:バステトの子
  友達思いで常識人な女子高生。猫人だが語尾に「にゃあ」はつかない
 姫野の友人「野上月夜」は文学少女。古書店で手に入れた帳簿のようなものを読みながら歩いていると交通事故にあう。瀕死の重傷であったものの姫野が救急車の中で見るうちに傷が異常な速度で治っていく。観察したところ帳簿と野上との間に霊的関係が構築されていることがわかる。野上は命をとりとめたものの念のため入院する。

 カールは自分のブラッドマスターである「フランシス=サンドマン」から命令を受ける。サンドマンのマスターである「眠り姫」なる存在を目覚めさせるためには、その魂を封じた書物が必要であるという。カールはこの街に流れてきたというその書物の捜索を命じられる。

 伊口と鳶丸は交流のある神主「大田琴比良」に呼び出される。強力な祓魔の書がこの町に流れてきたが、魔物も狙うものであるため人間を巻き込む前に入手してきてほしいと頼む。

 カール、伊口、鳶丸はそれぞれの情報網から、知り合いである姫野の通う高校の制服を着た女子が古本屋で買ったと聞いたため姫野に連絡する。そこで情報を共有した一同は野上のお見舞いに行くという名目で古書の調査をする。そこで古書をとりあげた場合、野上の傷が開き死んでしまうことがわかる。大田神主にも詳細を聞くと、この書物は点鬼簿と呼ばれる鬼の書物であり強力な魔物の魂を封じているものだという。野上はその中の一つと共鳴して魔物の力を得ている可能性が高く、その魔物の魂を開放すると死んでしまうらしい。

 大田に点鬼簿に記された鬼語を解読してもらい、眠り姫を封じたページを知ったカールはそれを開放するが大田に察知されてしまう。そこで連絡を受けた伊口と鳶丸はカールを糾弾に向かう。一方カールがサンドマンに連絡したが、眠り姫はかつてかぐや姫と呼ばれ日本を裏から牛耳っていた邪悪な吸血鬼だと聞かされる。人間を見下すサンドマンにとっては喜ばしいことだがカールにとってはそうではない。電話を切ったあとに駆けつけた伊口と鳶丸にわけを話して宥め、かぐや姫討伐で団結することになった。

 かぐや姫復活の儀式を行うサンドマンの居場所をを伊口の感情感知で判明させるも、大田が呼んだ退魔組織の応援との不和を避ける為に、そしてヴァンパイア組織内での保身の為、カールは戦線を離脱する。伊口、鳶丸、姫野の三人は神主から強力な破魔矢を受け取り、吸血鬼の館へと神主の応援とともに突入する。

 突入先ではサンドマンが待ち構えていたが伊口の祈りによる神罰200超えダメージ(光属性ダメージ10倍)で塵となり、復活にも失敗して異形になった末に滅せられてしまう。奥で眠っていたかぐや姫も破魔矢によって滅した。

 その後は町に帰ってきたカールが買ってきたお土産の鯛で野上の退院祝いを行う。点鬼簿も適切な処置を施し皆もとの日常に戻っていったのだった。
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