トマトの村

システム:ソード・ワールド2.0 GM:淀川由良

3/4に行われたソード・ワールド2.0のレポートです。

PC1:セルレシア (PL:明太子)
ハイマンのプリースト。学者の家系に生まれたキルヒア神官。

PC2:レイル (PL:おいでませ妖精郷)
シャドウのフェンサー。トマト料理の研究をしている。

PC3:ハインツ (PL:破損)
エルフのシューター。トマトの良さを広めようとしている。
 PC達はドナドニという街を訪れる。そこではトマト祭りが行われており、多種多様なトマトが観賞用に展示されている(この辺りにトマトを食べる文化はほぼない)。トマトが食されない様子にレイルとハインツが不満を抱きつつも、祭りはクライマックスへ。そこではなんと街の人々が罵声と共にトマトを投げ合っていた。突然の乱痴気騒ぎに唖然とする一行だが、これがかつて街を襲った魔獣を象徴するトマト(好物だったらしい)を潰すという魔除けの祭りであること、今年はトマトがなかなか集まらず開催に苦労したことを聞き、関わりたくないと思いながらも一応は納得した。

 祭りも終わり次の日の朝、セルレシアの故郷であるラーカレ村から手紙が。差出人は弟のマリオ。手紙によると、
・今の村は異常なまでにトマトを生産していて、村人のほとんどはトマトしか食べない。
・トマト生産を推し進めた村長の様子が最近おかしく、かつての災厄との関わりが疑われる。
以上の件について、調査をマリオの知り合いであるブルーノ爺さんからの依頼として行ってほしいとのこと。

 村の異変とかつての災厄との関わりを調べるために魔術師ギルドで情報を集めたところ、
・過去に現れた魔獣(アザービースト)はしきりにトマトを狙っており、食べる度に知能を増していった。
・魔獣はラーカレ村の魔術師によって倒され、彼女が作った対抗用のマジックアイテムが村の洞窟に封印された。
という情報が判明し、一行は調査のために村へ向かうことにした。

 村へ行くと、そこの畑は遠目でもわかるほどにトマトで覆い尽くされていた。出迎えてくれたマリオ曰く、トマトは美味しくて健康にも良くて高く売れるということで半年前から生産が始まり、毎月のように収穫が行われてその度に村長の不審な行動がエスカレートしていったらしい。この事情をブルーノに話すと、魔獣の伝承と関わりがあるということで冒険者であるセルレシアを呼ぶよう頼まれたそうだ。
 というわけでブルーノに会うと、村長の行動からラーリスへの信仰が推測されると打ち明けられた。これを聞いたセルレシアは大いに驚き、邪教信仰は冒険者ではなく神殿騎士団に告発すべき案件だと言って、すぐさまドナドニにある神殿へ向かおうとする。去ろうとするセルレシアに、ブルーノは伝承で言われていたマジックアイテムがある洞窟の位置と、そこに入る鍵を村長が保管していることを告げた。

 ドナドニに戻る前に、一行は村について軽く調べることに。今日はトマトの収穫祭らしく、村長に会おうとしても準備で忙しいと言って面会は叶わなかった。収穫祭で何かが起こるに違いないと思った一行は、村に残り洞窟に行く準備をするレイルと、街に戻って騎士団を呼ぶセルレシアとハインツの二手に分かれて行動することに。
 セルレシア達が騎士団に掛け合ってラーカレ村の現状や村長について説明すると、馬で迅速に派遣できる戦力が送られることになり、収穫祭に間に合わせようと急いで村へ向かうことにした。
 レイルは、村長の家で小間遣いをしていたマリオに屋敷の様子と鍵の保管場所と思われる箱の存在、そして村長が先日に一度洞窟へ行っていたことを聞いて屋敷に潜入した。警報装置などを処理しつつ箱の持ち出しと鍵の入手に成功。急ピッチで進む収穫作業に嫌な予感を感じつつ、騎士団を村に呼んだセルレシア達と合流して洞窟へ向かう。

 洞窟を進むと、村長が仕掛けたと思われる罠や敵が配置されていた。これらを潜り抜けて奥に着くと、白く輝く宝玉が台の上に置かれていた。そこの説明によると、この宝玉はかつての災厄を鎮めた魔術師によって作られていて、魔神を弱体化させて魔を祓う力があるそうだ。

 宝玉を持って洞窟を出ると、外では村人や騎士の阿鼻叫喚の声が聞こえる。何事かと思い村へ戻ると、強大な魔神(グルネル)が騎士をものともせずに暴れまわっていた。すかさず宝玉を使うと強大な光と同時に魔神の姿は消え、そこにはアザービーストらしき見慣れない魔獣が居た。その魔獣は、ラーカレ村を利用してトマトを貪り魔力を増大させるために今回の異変を起こしたということを怒りと共に語った。
 村の平和を守るために一行は魔獣とその手下、そしてラーリス神官としての力を得た村長を激戦の末に倒し、村長が信仰を失ったことを確認して騎士団に確保させた。


GMの感想
 村長の邪教信仰を明かすのが早すぎて展開が少し早くなってしまいましたが、上手くまとまって良かったです。思い切って情報を出せたことでPLを振り落とさずシナリオを進められて虎の穴の目標にも沿う出来だったと思います。
 PLの皆様が強めに組んだPTを苦戦させるほど敵が強かったらしく、そこは少し反省。
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