進捗どうですか!

システム:初音ミクTRPG GM:金目鯛の煮付け

●NPC紹介
田沼 小太郎
RPG研究会1回生。明るく楽天家な性格。
初GMの予定の前日に連絡が全くつかなくなってしまった。

●PC紹介
PC1:カモノハシP/鴨野(かもの) ホット/初音ミク PL:ににに
RPG研1回生。小学生の頃に絵を描くことから色々な方法でモノを表現する楽しさに目覚めた。未だに絵だけは下手だが、諦めずに練習中。

PC2:邪神 星人(やがみ ほしと) エキセントリック/初音ミク PL:にかわ
RPG研2回生。病的なギャグシナリオ好き。いつもネタ帳を持ち歩いている。
田沼は初めてのキャンペーンに入ってくれた1回生なので、特に心配している。

PC3:坂本 優香(さかもと ゆか) メランコリー/KAITO PL:mouser
RPG研究会2回生。おしゃべり好きな性格。
時々言わなくてもいいことまで言ってしまうことを気に病んでいる。
 PC達は連絡がつかない田沼を心配して下宿を訪れた。田沼は家に上げてはくれるが、机に突っ伏したまま曖昧な返事しかしない。周りにはぐしゃぐしゃになったノートの頁が散乱している。
 PC達のオトダマによって田沼にはオトクイが巣食っていることが判明し、オトクイを倒すためにPC達は田沼の精神世界へと侵入することになった。

 PC達は気が付くと白と灰色の市松模様で出来た立方体の部屋に居た。
殺風景なその部屋には出口が無かったが、部屋の隅に落ちていたペンで扉を描くことによって先へと進むことが出来るようになった。
 先へ進もうとするとペンがひとりでにスピーカーを描き、「進捗どうですか!」と曲を流し始める。それと同時に田沼の記憶がその場に再現される。
 田沼は1ヶ月前からシナリオ作成のスケジュールを立てていた。

 次の部屋では半透明の人型が周囲をうろつき、PC達をボードゲームに誘惑してくる。カモノハシPと邪神はなんとかこれを振り切って先へと進もうとする。
 すると、周囲の人型が「もう諦めましょうよ」と歌い始める。そしてまた田沼の記憶がその場に再現される。
 田沼は一週間経ってもシナリオが書けず、「アイデアさえ出れば後は早いから」と誰に向けるでもなく言い訳をしていた。

 次の部屋にはボスと書かれた巨大な人型が鎮座しており、どこからともなく「これは強すぎ……それは弱すぎ……」と悩む声が聞こえる。
 邪神と坂本が協力してデータの調整に成功。テスト戦闘をしてみた結果、何とか倒せる難易度になっていた。ボスを倒すと同時に、ファンファーレの形で「はやく、はやく、みんなが待ってる」と曲が流れ、田沼の記憶が再現される。
 田沼はGMまであと1週間になっても、シナリオ内の要素が結びつかず、纏まらないことに悩んでいたようだ。

 その先には少女の姿をしたオトクイが待ち受けており、「どうして苦しんでまでGMをするの?」と邪神に問いかけてくる。邪神はPLを笑わせられた時や、予想外の反応を返してくれた時が楽しいからだと答えるが、オトクイはやっぱり理解できないと返し、襲い掛かってくる。同時に田沼の最後の記憶が再現される。
 3日前、シナリオを書き上げた田沼にオトクイが憑りつき、そのシナリオを破いて捨ててしまったのだった。

 オトクイを撃破すると田沼は正気を取り戻し、無事例会に出てGMをしてくれるのだった。

 田沼「システムは初音ミクTRPGです。タイトルは『進捗どうですか!』で……」
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