こだまの迷宮

ゲヘナ −アナスタシス− GM:ムスカリア

 ゲヘナは、煉獄に落とされたアラビアンな世界を舞台にとしたアラビアン・ファンタジーRPGです。PCたちは、一般人を越える力を持つ享受者となる。
 今回のPCは紫杯連にも所属せず、ソードワールドの冒険者ぐらいの人物で、というGMからの要望もあり、RPG研でゲヘナをやる時によくあるヤクザっぽい感じはなかった。

 PCたちは町に雇われている享受者たち。最近町の近くに現れた幻鏡域(実体のある蜃気楼のようなもの)の調査に向かうところから物語は始まる。
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死んだよ。先行しすぎてな

 ゲヘナ・アナスタシス GM:クロ

 ゲヘナはアラビア風の世界を舞台とし、享受者と呼ばれる言うなれば侠客のような立場の人間達をPCとして遊ぶRPGです。
 享受者達はその性質上紫杯連と呼ばれるマフィア組織のようなものに身を寄せていることが多く、また今回のPC達もそのような身の上だったので、このセッションを始める前にGMは「アラビアン・ヤクザ・ファンタジー」と銘打ってシステム及び世界観の紹介をしていました。

 これより本編に入ります。
 以下はネタバレがありますのでご注意を。
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ミラーマンの恐怖、理想郷の真実

 ゲヘナアナスタシス GM 牛殺士

ゲヘナはジャハンナムという九割砂漠、残りは地獄という超過酷な世界で、まだ見ぬ地上を求める享受者達をロールプレイする、アラビアンダークファンタジーである。

 話の舞台はムディール。都市周辺に豊かな幻鏡(実態のある蜃気楼、お肉や材木や鉱物がとれる)を持ち、完全に自給自足が可能な一種の理想郷である。

 しかし、現実は非情である。 

 町の評議会議員であるシャハーブという男の死体が発見され、その犯人を追う内に、PC達はこの町のアンビリバブルな真実に気づいてしまうのだった。

 ・・・・・・以下、激しくネタばれ
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スーフィーの聖者

ゲヘナ アナスタシス GM:Hyuna(近大)

紫杯連からのお仕事でとある町にやって来たPCたち。
この町では、新たに流入してきたラウ教の正統派と、土着のスーフィー教徒(イスラムの神秘主義。恍惚状態での神秘体験を重視する)との間で緊張が高まっていた。
そんな中、スーフィーの聖者が神聖なる舞踏を舞い、ラウの声を聴く!

…という若干マニアックなシナリオ(笑)。

PCたちは紫杯連とスーフィー・モスクの友好関係上、聖者さまを敵対組織やら邪霊から護衛したわけでした。

個人的には、逃げまどう群衆のなか、火炎と刃が飛び交う享受者同士の殺し合いを眼前にて展開されても、逃げも隠れもしなかった聖者さまの姿が印象的でした。流石はラウの声を聴く偉大な聖者さま。
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脚が語るもの


ゲヘナ GM:牛殺し

 今回の舞台はとある小さな町。PC達は鐘杏という紫杯連に所属する享受者である。PCの内訳は、魂装術と黒砂術を操る少年、堕天使2人(暗殺術と白炎術+獣甲術)、刀術を操る青年、あと犬のような妖霊(妖霊のような犬という説もある)をつれた神語術師の少女、の5人である。

 ある日少年が仲良しの少女と町を歩いていると、目の前を歩いていた少女が突如として炎に包まれる。そして、体は灰になってしまうほど燃えてしまっているのに、なぜか「左脚」だけが残っている。
 
 一方、鐘杏の本部でも同様の手口で組織のナンバー2が黒焦げになっている(脚も残っている)。合流したPCたちはまず始めに燃えた少女(実はPCの少年と仲良しの少女と仲良しの少女であった、ややこしいですね)の葬儀に乗り込んで、燃え残った足を見せてもらうことに。それは神語術師の使う呪文の中に「死体の一部にかけるとその死体がPCの質問に答えてくれる」という実に便利なものである。

 同じ方法でそしきのナンバー2の方の足にもお話を聞こうとした。しかし、反応はなし。
「これって死体じゃないのでは」
「とすると死んだと見せかけて実は生きているのでは・・・でもなぜ?」
 
 謎は深まる中、次々に同様の犠牲者が。しかし、燃え残る脚が「左脚」「右脚」という奇妙な点が。
 その後の調査の過程でわかったことはその行方不明のナンバー2がかつて殺された自分の妹の復讐を行っていること。あとはもう一人の犯人は少年と仲良しの少女を狙っているのでは?ということ。

 最後は路地裏での決戦。そのときはPC達はばらばらであったため非常にまずい雰囲気でした。がかろうじて勝利。
 
 いや、実に奇妙な事件でした。最後は「真犯人は脚が好き」ということになっていました。
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足は知っていた

ゲヘナ  GM:牛殺し

ある街を舞台に起こる連続人体発火事件。紫杯連(SWの冒険者の店とヤクザとマフィアを足して3で割ったような組織)におけるPC達の上役が犠牲者の一人となり、その解決にPC達が乗り出す、といった展開の推理モノ。

犠牲者達は皆片足を残して蒸発してしまったが、我々には死体から情報を聞き出す魔法があった。かくして、PC達は犠牲者の足を回収しに街を駆け回る事となった。また、途中で見つけた敵対組織のスパイに対し、「生きて喋るか、死んでから喋るか、どっちが良い?」などと尋ねもした。

そんなこんなで、ゲヘナ世界での命の軽さを実感したシナリオだった。

文責:DAWN
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