セッションレポート
叛逆の瞬間
ある武装SS少佐の決断
文責:宇宙天才 監修:“葦”
:使用システム
シナリオの舞台となるのは『蓬莱学園の冒険』ですが、ゲームシステムは『シャドウラン』を使用するという変則モノ。
★マスターより:
「蓬莱学園」の世界観はギャグからラブコメ、ホラー、サスペンス、政治軍事とあらゆるジャンルに対応した懐の広いものです。しかし、TRPGにおいてはその懐の広さが逆に仇になって、マスターはシリアスのつもりなのにプレイヤーはギャグに走ってしまう等といったミスギャップがまま見られます。
そこで今回は『シャドウラン』という非常にシビアなシステムを使用することで、参加するプレイヤーに否応なくこのシナリオはシビアな展開が要求されるということを提示したのです。また、こういう変則なやり方でも十分セッションが成立するところも「蓬莱学園」の懐の広さといえるでしょう。今度は『Call of Cthulhu』で旧図書館や幽霊塔の話でもやってみましょうかね。
:シナリオ紹介
南豪君武SS本部長によるクーデター勃発。学園中央部はあっけなく制圧され、蓬莱学園は『90年動乱』の最中にあった。
そして運命のXデー。学防三軍(軍事研・航空部・海洋冒険部)との膠着状態に決着をつけるべく、SS指導部が化学兵器の投入を決定する。SS軍人として歴史的瞬間に立ち会うPCたち。躊躇することなく化学兵器を使うのか、それとも別の道を模索するのか。すべては君たちの選択に委ねられている。
★マスターより:
SS(生活指導委員会)とは、1990年当時、蓬莱学園を牛耳っていた団体で、その名から連想される通り、ナチスのSSそのままの格好をしています。武装SSはSSの実戦部隊であり、エリート中のエリートです。
南豪君武は、1990年のSS本部長で、NG90(PBM『蓬莱学園の冒険!』)の最大の悪役です。美形で超エゴイスト、傲慢で冷酷、卑劣でそのくせ強いという悪役らしい悪役でした。
:PC紹介
武装SS第一機動大隊の隊員。第一機動大隊は歴戦の部隊でイメージ的には第三帝国の国防軍戦車隊。誇り高き職業軍人の集団といった雰囲気か。ほかに第二・第三・第十六の各機動大隊、そして教導装甲大隊がSSの基幹戦力である。
◆ギュラー少佐(指揮官)
南豪君武に心酔しており、ある意味では模範的なSS軍人。第一機動大隊の気風に配慮して誇りある軍人的な態度を装っているが、本質的には狡猾無比な情報将校である。また、局面によっては臆病な一面も持っている。
南豪閣下への心酔は別として、SS全体や第1機動大隊への忠誠心は薄く、本人の立身出世を第一と考えている。部下たちには懐の広い上官であろうと振る舞っているが、しばしば道具としか見ていない本音が出てしまう。
蓬莱学園的な特殊能力……言いくるめの達人(詭弁部)
「もう一度言いたまえ。それが君の意見かね? …そうだ、分かってくれればいい」
「少尉、足手まといにはならんでくれよ。その顔くらいは役に立ってもらおう」
「軍曹、軍人ならば命令は絶対のはずだな」
「伍長、そいつの指をひねりちぎれ! ふふふ、ブーステッドマンの力はさすがだな」
◆辰坂少尉
新任の士官。実戦でも使用可能なレベルの魔法的才能(シャドウランのメイジに相当か)を持つ。また、治療魔法も扱うことから軍医的役割も担当している。
個人的信条として、SSの掲げる理想に対しては同意するものの、現状には疑問を抱いている。所属する第1機動大隊は立派な職業軍人集団であり、戦友は家族だとも考えている。もっとも、友に値する人物であればだが。
蓬莱学園的な特殊能力……魔法的才能(魔道書研に相当)
セリフは特にはなし
◆菱川軍曹
親子三代に渡る生粋の叩き上げ軍人の家系。蓬莱学園でもその血が出て、軍人としての働きを突き詰めることができると感じて武装SSに入隊。
民間人を守ることが軍人の務めであるという基本思想は持っているが、またそれが実際には通用しないこともよく理解している。SSという組織自体には誇りを抱いているが現在の南豪本部長の体制には少し疑問を持ちつつある。また、家族的なつながりが軍隊には必要だと感じている。角刈りで頬に大きな傷がついている。妻の明子は現国の臨時講師で三歳になった娘(ミホ)がいる。
「命令は確かに絶対だ……だが、命令する者の責任あっての言葉だがな」
「(娘の写真を見ながら)早く内戦を終わらせたいものだ。その時は失職だが」
蓬莱学園的な特殊能力……超ベテラン下士官(軍事研に相当)
◆平島伍長
元は一般SS隊員であったが、肉体強化手術の被験体に自ら望んで志願、武装SSに配属された。SS全体に対して忠誠心を持っているが、南豪本部長ら指導部に対して特別な感情はない。隊(他のPCたち)は生死を共にするものとして信頼している。通称ブーステッドマン13号。
「私にお任せください」
「惜しかったな。俺の肉体は改造されているのだよ」
蓬莱学園的な特殊能力……肉体強化人間(能力値の増加)
:キャラメイクの風景
以降の文章はギュラー少佐とそれを担当したプレイヤーの視点から書かれています。また、所々にはマスターの所感も挿入されています。
数分間の緊張と目に見えない駆け引きの末、指揮官である『少佐』を選択。プレイヤーの面子からして部下たちの突き上げも相当に予想されるが、命令を乱発する快感も捨てられない。ああ、何て自分に正直な私。
もちろん化学兵器の使用にもひかれている。(決断を下すのは私だ!)
男の子ならソーラー・レイとBC兵器は一度は使ってみたいもの。
90年動乱時のSS軍人ということでPC内の争いも覚悟する。ドイツ第三帝国でも末期には反逆と粛正の嵐が吹いていた。我がSS陣営も蓬莱学園の公式設定通りならいずれは敗北する運命。沈没船からはネズミが逃げ出すものだ。
部下に慕われる上官という選択肢もあったが、早々と嫌われ者の政治委員路線に決定する。部下たちを揶揄するセリフも作成してゆく。フォースの暗黒面の下僕としては当然の判断だが、やはり我輩はビョーキなのだろうか。
当初はシャドウランのルールのみを使用するつもりだったマスターにベテラン組が陳情を重ねて、蓬莱学園のクラブ技能的な特殊能力を獲得する。少佐が詭弁部、少尉が魔道書研、軍曹が軍事研、伍長が能力値強化といった具合。
もらえる物は当然もらい、もらえない物まで要求してみるのが我々の世代。
開始前の雰囲気としては、少佐VS軍曹+少尉組の対決といった感じ。嫌な上官的なキャラ設定からして自業自得なのだが、孤立感はぬぐえない少佐。戦闘力の高い伍長を味方にしようと両陣営の水面下での画策が続く。
何やらマルチゲーム的な光景。心もとないPC間の団結。ま、これも一興か。
:大隊司令部にて
さて、セッション開始。
時は1990年6月20日。内戦の開始より2週間あまり、いまだ、圧倒的な陸上戦力を保有する武装SSであったが、制空権と制海権を抑えている学防三軍に対し、徐々に劣勢の色を深めていた……。
この時、PC一行は第一機動大隊の司令部に招集されていた。アルテ大隊長はSS大佐で二十代半ばのドイツ系女性。誇り高きプロイセン軍人といった雰囲気の人物。幕僚たちを前にして彼女は苦悩の表情で語った。
「SS本部より化学兵器の投入が命令された。作戦決行は三日後である」
お約束でざわめくPCたち。実はこの時、第一機動大隊内では指導部に対する不信感が漂っている。勝てるはずだった『三日月ケ丘の戦い』において、無意味な撤退命令を受けて敗北したという苦い経験があったからである。
そして、彼女の話には続きがあった。
「化学兵器投入は本部の命令だから仕方ない。だが、作戦決行日までに戦線の膠着を別の方法で打開すれば、使う必要そのものがなくなるのではないか」
まったくの正論である。だが、そんなことが可能なのか?
しかし、アルテ大佐には秘策があった。南豪君武以下の現在のSS指導部が前指導部を粛正した混乱により、存在が忘れさられたミサイル基地があるというのである。ただし、その場所は南部密林。という具合に秘中の秘が明かされる。
それにしても南部密林とは……。遭難者が続出し、恐竜すら出没するという噂の蓬莱学園最大の魔境。富士山麓の青木ヶ原辺りとは比較にならない。
基地建設に係わっていたアルテ大佐はミサイルの起動キーも所持していた。今でもSS本部の彼女の私室に保管されているという。
そこでPCたちの出番となる。起動キーを入手した後、南部密林のミサイル基地に向かい、システムを掌握する。ミサイルにより敵の空上・海上戦力を叩いた後、地上兵力が一気に総攻撃をかけるという筋書きである。
悪くない案に思えた。少なくとも試してみる価値はあるだろう。特に異存もなく、PC一行は命令を受領する。その後、あわよくばレオパルド戦車(SSの主力戦車)まで持ち出そうとする交渉の末、ハーフトラック1台と兵員4名を確保する。
★マスターより:
プレイヤーの要求を見越して初期配置は厳し目にしてあるものです。しかし、ミッションのためにレオパルド戦車までよこせと言われるとは思わなかった。最初は徒歩で学園中央部まで行かせる予定でしたから。
あと、第一機動大隊の大隊長などはオリジナルで用意したNPCです。本当のところはどうなってるか、よく知りません。たしか、装甲教導大隊などは、かなり細かく決まっていたような記憶があるのですが…。
また、バイパー大尉とムダル少尉なる隊所属のNPCも同行する。バイパー大尉は少佐も凌ぐ狂信的SSで南豪閣下の心酔者。名前からしてやばそう。
そして、PC一行は出発前に物資を確認することになる。にやけ面のマスターがここでシビアな一面を見せることに……。
「装備品は一人5個までにしてください」
な、なにい! と動揺するプレイヤーたち。
少佐の面子にかけて拳銃を持つことを真剣に検討させられる。はっきり言ってシャドウランの武器表において普通の拳銃なんぞパチンコ玉同然。スコープや三脚、通信機、はては予備弾丸まで1個と数えるので全員が悩みに悩んだ。
★マスターより:
必要な装備を分散して持たせることで、PC同士を団結せずにはいられない状況に導くという高度(?)なテクニック……でもありますが、やっぱりプレイヤーの悩み苦しむ顔が見たいというのが率直な動機であります。
結局、拳銃は手放せなかった。自決するにしても、部下を処刑するにしても機関銃では様にならない。とまあ意外にビジュアル派のギュラー少佐である。
:最初の遭遇戦?
PC一行は戦火で荒れた学園中央部を移動中、大八車を引く男子生徒の一団に遭遇する。彼らはみなSS兵士の軍服を着用していた。大八車という予想外のものが現れて拍子抜けする一同。だが、待てよ。これも偽装かもしれん。
鬼軍曹である菱川の厳しい追求が始まる。途端に狼狽する男子生徒たち。どうやら、SS兵士を装った火事場泥棒であるらしい。大八車からは食料や日用品が見つかる。しかし、せこいねえ。いや、待て。それも偽装かもしれん。
さらに注意深く調べさせると「少佐どの、ありました!」との報告。奥深く隠されていたのは何と……女子生徒の下着である。絶句するプレイヤー一同。
「勘弁してください。つい出来心で……もう、二度としませんから。食料は元の場所に戻します。女の子の、し、下着も持ち主に返しますから」
マスターの下品なセンスが露出した瞬間。敗北直前のドイツ軍の気分でプレイしているところに大八車+女子生徒の下着とは……。
★マスターより:
ここは東部戦線ではなく蓬莱学園です。血みどろの戦場のそばにドタバタコメディがある。このアンバランスさと多様さが好きなのです。
笑いをかみ殺すのに苦労しながら、ギュラー少佐はバイパー大尉に馬鹿どもの処遇を任せてみる。ヤバそうなNPCの性格を見極めようとの腹づもり。
直後にパス、パス、パスという乾いた銃声。
「SSを騙るとは不逞の輩め。少佐どの、処分が終わりました」
げげ、こいつサイレンサー付けてやがる。危険度さらに上昇。しかし、NPCには一人5個の装備制限はないらしい。ひどい差別である。
一方的なバイパーの処置に少尉以下のPCたちは反発をしながらも、どこか納得してしまっていた。馬鹿げているとはいえ、殺された男子生徒たちはSSを騙って略奪行為を働いていたと言えなくもない。
:軍事研の奇襲
下着泥棒を処刑したSS小隊はハーフトラックに再び乗り込み、SS本部ビルへと向かっていた。
民間人処刑シーンを満喫したギュラー少佐は油断ぎみになっていたが、用心深い菱川軍曹は警戒体制を厳しく敷いていた。左右二人の見張り役に加えて、助手席からは彼自らが双眼鏡(1個分の装備品)で周囲に目をこらしている。
さっそく知覚判定が発生。目標値8という難関を突破する菱川軍曹。
「あっ、そう……では草陰から軍事研の迷彩服を着たクリーンベレーが現れて対戦車バズーカをぶっ放します」
ひ、ひどいぞー。知覚判定に成功したはずなのにー。何も変わらん。
★マスターより:
知覚度のテストに成功したからあの程度で済んだのです。
プレイヤー一同の抗議も空しく、ハーフトラックに敵弾は命中。運の悪かったNPC上等兵が瞬く間に火ダルマになる。炎上するトラックから、からくも脱出に成功するPCたち。
そこを狙い撃ちにするかのごとき敵特殊部隊。当初、少佐を除く三人で応戦しようとしたが4対3という劣勢にギュラー少佐も何となく加勢する。
ひょいと顔を出して観戦するような甘い気分だった。大八車+下着イベントで緊張が抜け、すっかり油断していたらしい。ここは戦場だったのだ。
マスターは非情である。シングルショットにすれば簡単なものを、わざわざバーストして難易度を上げての連続射撃。 運悪く、ギュラー少佐に2発命中。あっという間の致命傷。あと1マス押しこまれたらあの世行き。やはり、これは蓬莱学園じゃない。この体の痛みはつくづくシャドウランだ。
ベテランの菱川軍曹や強化人間の平島伍長の活躍で戦闘には何とか勝利することができた。が、厳しい戦いであった。というか、死ぬほどキツかった。PCと同じデータの敵がアンブッシュしてくるんだもの。いや、マスターは鬼だ。
捕らえた捕虜を菱川軍曹が尋問する。だが、ふてぶてしい敵はギュラー少佐の顔に向かって唾を吐き、下劣な悪態をつきまくる。下品なこのマスターのまさに好きそうなシーンではある。
「この先でもう一台のトラックが炎上しているぜぇ。お前たちSSのクソ野郎どもの仲間だろう。捕まえて嬲り殺しにしてやったさ。アッハッハッ、SSはみーんなブチ殺してやるぜぇー」
挑発に怒ったギュラー少佐が捕虜を痛い目に会わせようとした時、その捕虜がニヤリと笑った。
「貴様は将校か……いい死に土産だな」
そう言って捕虜は隠し持っていた手榴弾のピンを抜いた。驚愕して動けないギュラー少佐。だが、ベテランの菱川軍曹は違っていた。手榴弾をすかさず空中へと蹴り上げる。3秒後に爆発。
★マスターより:
この辺は小林源文の『オメガJ』より。
「こ、殺せ! いや、待て。たっぷりと痛めつけてからだ」
恐慌状態のギュラー少佐が逆上してわめき散らす。それを横目に淡々とした表情で捕虜の額を一発で撃ちぬく菱川軍曹。
「少佐、お怪我の方は大丈夫ですか?」
こめかみを震わせているギュラー少佐と無言の菱川軍曹。二人の間を配慮して言葉をかけてくる辰坂少尉。いや、そうだった。何しろ致命傷! 急に痛みがぶり返して倒れ伏す少佐。なかなかに気分屋な男であった。
辰坂少尉の魔法的能力で治癒が試みられ、何とか歩けるまで回復。「ありがとう」とつい心から言ってしまうギュラー少佐。それは狡猾な彼が生まれて初めて口にした感謝の言葉であったかもしれない。
シャドウランの魔法はありがたい。あのままではNPC行きだったかも。しかし、負傷者が少佐でなかったら展開が変わったでしょうな。「足手まといを置き捨ててゆけ」なんて感じで嫌な上官のままだったと思う。
SS小隊は軍事研の奇襲というピンチを耐えきった。戦闘後、彼らの間には堅い連帯感が生まれていた。「おお、戦友よ」というやつである。憎まれ役のギュラー少佐でさえ例外ではなかった。マスターに感謝する……わけはない。
:SS本部の腐臭
途中、モズのはやにえ状態の味方の死体(当然ブービートラップ)に遭遇した後、やっとのことで本部へ到着するPC一行。警備兵に軍事研のことを伝える。
するとまた「クソッ、あいつら捕まえて嬲り殺しにしてやる!」が連発。この世界の兵士は敵を嬲り殺しにすることしか考えていないらしい。これがマスターの求めるリアルさということなんだろうか。醜い話であることよ。
★マスターより:
ソ連とドイツの戦いは嬲り殺しが基本です。え? 軍事研は連合軍じゃないのかって? そんなことは知りません。
問題のミサイル起動キーを簡単に入手。そこで、ギュラー少佐は三枝なるSS副本部長と遭遇する。腹の探り合いの末、下には強く上には弱いという模範的なSS軍人である少佐は極秘任務のことを報告してしまうのだった。
ここでマスターが1対1の密談を要請する。少佐役以外の三人のプレイヤーはコンビニに買い出しと向かった。ちょうど腹も減っていた頃だった。
「少佐、一つ頼みがある」
まあ大した話ではなかろうとタカをくくっていたギュラー少佐。指導部内の権力闘争か何かですかい? 下っ端のあっしには係わりあいのないこって。
「ミサイル基地は予定通りに確保したまえ。そして、それを君たちの所属していた第一機動大隊に向けて発射するのだ。大隊司令部を狙いたまえ」
一瞬、聞き間違えたのかと思ったギュラー少佐。
だが、副本部長は本気であった。化学兵器の使用を拒むような裏切り者はSSに必要ないとのことである。半分納得した少佐は大隊長アルテ大佐の暗殺を提案する。貴重な兵力を失わず、一発の弾丸で事足りるではないか。
しかし、副本部長はあくまでPCの原隊である第1機動大隊の抹消を要求してきた。兵士などいくらも湧いてくるとまで言い放つ。この男は戦争に勝つ気があるのか?と困惑する少佐。だが、ノーと言えばこの場で粛正されかねない。
「戦略のことは我々SS指導部が考えている。現場の君たちはそれに従っていればいい。何よりもこれは南豪閣下のご意志なのであーる」
ここで混乱しているプレイヤーにマスターからの説明が入った。
実は南豪らSS指導部は内戦での勝利など望んではおらず、ただ流血の拡大を欲しているだけなのだ。すべては蓬莱学園の地下に隠された地球最後の秘宝への扉を開く必要から……その為だけにこの戦争は始められたのだと。
動揺するギュラー少佐は南豪本人による命令を望んだ。副本部長の独断かもしれないという一縷の希望を抱いて。三枝副本部長は電話のダイヤルを回し、軽く言葉を交わした後、少佐に受話器を渡した。
「……ギュラー少佐とやら、よろしく頼む」
間違いない南豪君武の肉声。にやけ面のマスターの声なのだが、それは第一生徒官その人のものにしか聞こえなかった。その時だけは下品ではなかった。
はっ、光栄であります! そう叫んでいた。いや、そう言うしかなかった。
★マスターより:
この南豪閣下の登場シーンがマスターとしては最も気持ちいい瞬間ですな。プレイヤーへの威信も最大値でしたし。これ以降は何故か、ナメられっぱなしに……トホホ。
その後、副本部長は計画に係わった部下たちの処分をもほのめかしてきた。少尉以下3人のPCとNPCらを『殺せ』と言っているのだ。それと同時にギュラー少佐自身には2階級特進と新設される機動大隊長の座が約束される。
この時、もちろん他のプレイヤー諸氏はコンビニで楽しく読書中。くーっ、人の苦労も知らんと……。殺しちゃうぞー。
ギュラー少佐は苦悩していた。与えられた餌はあまりにも魅力的である。『大佐』とは何と良い響きであることか。だが、第1機動大隊と部下たちを見殺しにするのか。しかし、SS指導部に逆らったら今度は自分が粛正されてしまう。
ここで自分だって消されるかも知れないと気づく少佐。そこでマスターとマンツーマンながら詭弁の限りをつくし、難しい交渉判定にも成功。三枝副本部長が署名した白紙委任状を入手する。『大佐』昇進への約束手形も兼ねている。
かくなる上はやるしかない。問題は何をやるかである。
★マスターより:
いや、追いつめられたプレイヤーは恐ろしいなあ。結局、この白紙委任状がシナリオの流れを変えてしまいました。その執念には敬礼します。
といった辺りでコンビニ組が帰還。青い顔をした私と楽しげな顔つきのマスターに怪訝そうな表情を向ける。平島伍長のプレイヤーが弁当を食い始めても、口をまったく開かない私を見て、『何か』があるなと気づく一同。
嘘でも平然としておくべきだったと大後悔時代。しかし、湯気のたつ弁当を楽しげにパクつく面々を横目にそれでもなお3分近く迷い続けていた。我ながら怪しすぎる態度だ。十余年に及ぶRPG生活の中でも選択に苦労した瞬間だった。
このまま進行すれば基地到着後のパーティアタックは必至である。それも秘密を独占しているギュラー少佐側が圧倒的に有利。強化人間の平島伍長には強い側につく習性があるし。それは何となくフェアな気がしなかった。
フェアだって? 常日頃の私ならそんな事は気にしないはずなのだが……。
また、軍事研との戦闘後に漂っていた連帯感めいた感覚もまだ残っていた。肩には辰坂少尉の差し伸べた手の感触まで残っているような気がしていた。これが戦友の絆というものなのかもしれない。ば、馬鹿な。この私が……。
今思うとよほど動揺していたらしい。プレイヤーとキャラクターの感覚が見事にシンクロしてしまっていた。個人的にはあまり多くないのだが……。これも大八車と女子生徒の下着の魔力なのかもしれません(笑)
迷いは結局はれなかった。そこでPCであるギュラー少佐も迷っている状態であると判断し、そういう行動を取らせることにする。
:大暴露戦術
苦悩の表情だったギュラー少佐が突如一転して陽気な笑顔を見せた。
「部下諸君、夜間に南部密林を行くのは危険だろう。今晩はゆっくりと休養を取ろう。ホテルでも予約して、酒や食事を贅沢に楽しもうじゃないか。もちろん払いは私が持つよ。はっはっは、英気を大いに養ってくれ」
あからさまに怪しい提案だが、PCたちに異存のあろうはずもない。
宴会の場で色々と仕掛ける気でいるギュラー少佐は、危険度の高いNPC士官二人を本部警備にあたっている第十六機動大隊へ補給要請に向かわせる。
ホテルの一室で、慰労の言葉とともに部下に酒(蓬莱学園だから未成年はジュース)をついで回りながら、にこやかに笑うギュラー少佐。ぎこちなく微笑む部下のPCたち。お互いに腹に一物は承知の上だ。
マルチ的なシナリオではこの緊張感がたまらないかも。
小用を理由にして強化人間の平島伍長と密談するギュラー少佐。副本部長の白紙委任状を見せ、伍長の忠誠心がどこに存在するのかを確認してゆく。すると判明したのは彼の忠誠は目の前にいる最上位の人間に向けられるという事実。委任状はそれに優先する。ううむ、なんて分かりやすい男なんだ。
とりあえず少しだけ安心する少佐。この段階ではパーティアタックの可能性も考慮している。だが、さすがに自分一人だけでは戦えない。となると、戦闘力が高くて命令にも従順な平島伍長に食指が伸びるのは当然の論理。コイツ一人くらいなら直属の部下として副本部長に認めさせることも出来そうだ。
しかし、実はこの密談はストーキング(忍び歩き)の達人である菱川軍曹にすべて聞かれてしまっている。プレイヤーはそれを知りつつも、何か情報は漏らさなければならない。ただし、内容の微調整は合法的である。
宴席に戻ったギュラー少佐が本音を話し出そうとする。プレイヤーが最近得意としている暴露戦術である。というか、これが彼なりの精一杯の誠意であったということでしょうな。屈折してるけど。
PCたち+NPC兵士3名に対して、突如として拳銃を突きつけるギュラー少佐。いや、苦労して装備品に入れておいて本当に良かった。
「全員動くな! 両手を上げろ! 黙って私の話を聞け!」
PCに銃を突きつきるのって快感だな。癖になりそう。
さして慌てた様子もなく菱川軍曹がここで一言。
「なるほど……分かりました。少佐どの、話はうかがいましょう。だが、その前にその物騒なものを下ろしてもらいましょうか」
渋い名演技であった。さすがにプレイヤーがベテランだ。銃を向けられて堂々と出来る人間はそういないし、それを自然にロールプレイをするのも難しい。ということで当方もさらにヒートアップしてしまう。
「だ、黙れ! 動くな、動くと撃つぞ。黙って話を聞け! お、俺は本気だ」
ぜえぜえと喘ぎながら警告するギュラー少佐。細かい息遣いもロールプレイの内ですな。こういう弱っちくも虚勢を張るキャラも好きなんです。
完全に沈黙する部下たち。そこで状況を包み隠さず説明してゆく少佐。
「で、少佐の腹はどうなんです。もう、決まっているんじゃないですか?」
ドスのきいた声で問つめる菱川軍曹。ヤクザもたじろぐ気迫である。叩き上げの下士官の完璧なロールプレイに本当にびびってしまうギュラー少佐。
「……お、お前たちからだ」
上官の情けない言い草に苦笑を漏らす部下たち。彼らの心理にある種の余裕が戻ってきたようである。
他のPCたちの意見を総合してみる。戦友の集団である第1機動大隊をミサイル攻撃することだけは絶対に反対。ただし、その先どうするかまでは考えていない。という感じになった。だが、南豪閣下の直命にそむけば粛正は必至である。
ギュラー少佐を取り囲むようにじっと見つめる六つの瞳。ガマガエルのように油汗を流させられている気分である。
「南豪閣下、もとい……南豪は本気だ! いや、狂気だ!」
部下たちの気迫にうながされてギュラー少佐が叫んだ時、彼はルビコン川を渡っていた。もう、後には引けない。そこで腹案にしていた計画の一つを提案する。
情報を与えておいて、やっぱりミサイル基地でパーティアタックするという案もあったが、他のプレイヤー諸氏の気迫と自分の戦友的意識に負けた。
★マスターより:
ギュラー少佐の善人化の瞬間。これほどの暴露戦術を取るとは思いませんでした。お蔭で予定されていた密林探索がパア。恐竜とのデスマッチは魅力的なアイデアだったのに…。
ギュラー少佐の計画……SS本部の警備を担当する第十六機動大隊から白紙委任状を理由にして兵力を剥ぎ取り、密林のミサイル基地を占拠した後、それなりの軍事力を有して独立化ないしSS指導部に反旗を翻す。この時、原隊である第1機動大隊とも語らって行動を共に出来れば理想的。
第十六機動大隊長アブラハム・カダフィー中佐(蓬莱世界の有名人)の歩んだ道のパクリである。学園大守への道とでもいったところか。
拳銃をようやく手放して、戦友愛ゆえに打ち明けたと哀れなほどに弁明するギュラー少佐。部下たちは自分たちと仲間の安全から協力を約束する。
:カダフィー中佐暗殺?
「カダフィーを暗殺しましょう。奴の部隊を丸々頂こうじゃないですか」
ドスのきいた暗い声で菱川軍曹が新しい提案を提示した。
軍曹のキズのある横顔に恐ろしいほどの凄みが生じている。内容的にも軍人というよりヤクザ組織の若頭といった方がピッタリ。最大の懸案だった部下への暴露を終えて一安堵していたギュラー少佐は内心で大いに怯えた。
相手はあの学園大守カダフィー閣下である。PCとしては知らないがプレイヤーは彼の偉大さ、恐ろしさをよく承知している。む、無理だ。
★マスターより:
アブラハム・カダフィーはTRPGのサプリメントにも載っている重要NPC(NG90「蓬莱学園の冒険!」ではPC)で、公式の歴史では彼がSSに反旗を翻し、紆余曲折の果てにマフディー党党首にして学園太守となるのです。
しかし、この世界はシャドウランを使用した軍事チックな蓬莱学園。本来の蓬莱世界の荒唐無稽なパワーも何かと抑えられている雰囲気だ。このシナリオの中ならばカダフィー閣下を討てるかもしれない。幸いにして閣下も未だ一介の武装SS中佐という身分である。そう、チャンスはあるのだ。
「我々も協力する以上、指揮官の腹は据わっていただかないといけませんな」
菱川軍曹の最後通告的な言葉。ギュラー少佐はうなずくしかなかった。南豪君武とアブラハム・カダフィーという蓬莱世界の二大有名人。彼らに対して少佐はここに反旗を翻したのである。小心者の大胆な行動とはこのことである。
★マスターより:
この辺の発想の突飛さがたまりません。あの時はかなり動揺していました。
「ところでバイパー大尉のことですが、奴は危険です。始末しましょう」
菱川軍曹は暗い眼をして言った。事を起こす際にはまさに徹底している男だった。しかし、ギュラー少佐は、自分もかつて熱狂的な南豪シンパであったことを引き合いに出し、自分の小隊内から犠牲者を出すことを拒んだ。部下たちは少佐の変貌ぶりに少し驚いた様子だった。
そして、ホテルの一室でカタフィー暗殺計画を打ち合わせ中、戻ってきたNPC士官二人組と一緒に、な、なんと唐突に当のカダフィー中佐が現れる。中佐は副官と護衛を一人ずつ連れて我々を表敬訪問しに来たらしい。
つらく楽しい密林行を考えていたマスター。ギュラー少佐の暴露戦術によってシナリオは予想外の方向へと向かっていた。学園有名人のカダフィー中佐を殺させるわけにもいかない。唐突な中佐の出現は思いきった軌道修正のつもりだったものと思われる。だが、我々はとまれる状態ではなかった。
カダフィー出現! まさしく飛んで火に入る何とやら。にやけ面(その時はかなり焦っていたが)のマスターが演じているだけに、ただの好色そうなメガネのオタク青年に見えなくもない。こ、これなら殺れるかもしれない。
歓談のさなか、カダフィー中佐はSS指導部への不満を漏らし始めていた。だが、それを体制批判ですぞとギュラー少佐が強引に制止させる。
マスターはカダフィー中佐とは交渉可能だと言いたかったらしい。だが、個人的には彼の存在は邪魔でしかなかった。そう、英雄は一人でいい。臆病な一面もあるギュラー少佐だったが野心もまた人一倍であったらしい。
また、カダフィー中佐は我々に奇妙な石を見せてくれた。それは蓬莱世界のマジック・アイテム的存在である応石というもので、公式世界では中佐はこの力で大隊規模の兵士を洗脳したりしている。
辰坂少尉がすかさず見せてくれませんか? と頼む。アンタは偉い! そんな物騒なものを奴に持たせておくわけにはいかん。カダフィーは大物らしく、気安く見せてくれる。手のひらの中でためすがめす眺める少尉。
この時、退席していた菱川軍曹と平島伍長は機関銃を取りに向かっていた。しかし、彼らはなかなか帰ってこない。ええい、待たせおって。
そこでギュラー少佐は私にも見せてくれませんかと白々しく切り出す。ギュッと手のひらに握りしめる。われながらせこい。いや、そんなもんで応石の力を完全に封じられるとも思えないが……何もやらんよりはマシだ。
ようやく戻って来た二人組。そして、合図とともに約百発の鉛弾がぶちこまれる。窓ガラスが吹き飛んでゆく。B級のマフィア映画にでもあるような光景。
や、殺ったか?
二分近く悩んだマスターの語順のおかしいコメントに怯えさせられたが、カダフィー中佐は確かに死んでいた。彼の部下も同様である。この時点で我々は完全なパラレルワールドへと突入したことになる。
我々は偉大なる学園大守閣下と同姓同名の人物に1分間の黙祷を捧げる。
★マスターより:
私自身、カダフィーのプレイヤーさんとも面識があり、心情的にもなんとも困る場面でありました。この辺りの展開にPBMプレイヤーとTRPGプレイヤーの違いを感じたり。実際のところ、応石のなかでも強力な「捜石」の一つを持っているカダフィー中佐はあの程度のことでは死なないでしょう。しかし、あれほど悩み、苦しみ、考え抜いたプレイヤー諸氏の決断を「応石の力でチャイ」とはとても言えませんでした。ストーリーとしては、ほぼ180度流れが変わってしまったわけですが、これもTRPGの醍醐味というものでしょう。「ストーリーとは我々が隷属するものではなく、我々が生み出すものである」というのが私の持論でもあります。
:SS内紛への道
カダフィ中佐の暗殺に成功して興奮ぎみの一同。だが、ここで突発的な大問題が発生する。その場にいたバイパー大尉の背中がパックリと割れて、蜘蛛の脚が飛び出し、怪物化したのである。どうやら、バイパーは南豪直属の密偵の一人で頭部に「蜘」の応石を埋めこまれているらしい。
★マスターより:
南豪君武が持つ「蜘」の応石は応石の中でも最強のものである「傷石」の一つです。この応石は自分のコピーを作り出して他の人間に埋め込むことで、その人間を自分の手下に変えてしまうという能力があります。
こんなことなら菱川軍曹の提案通りに始末しておけばよかった。
「どういうことだ? 貴様らは何を考えている。私は南豪閣下の代理として説明をきく必要があるな。いや、それより……」
完全に攻撃モードと化しているバイパー大尉。犠牲者覚悟の戦闘に突入かと思われた時、ギュラー少佐が詭弁を弄する。
「おお、君は南豪閣下の直属だったのか。それは素晴らしい。いや、カダフィーは軍事研に内通していたのだよ。危ない所だった。かねてからSS指導部に不満を抱いていたらしいが……」
無言で銃口を下ろす菱川軍曹。この辺はまさに阿吽の呼吸といった感じ。
「信じてもらいたい。おお、そうだ。ここに三枝副本部長の委任状もある。副本部長に説明してもらえば君も納得できるはずだ。今からすぐ本部へ向かおう」
ここで交渉判定。非常に厳しい判定だが詭弁部の面目にかけて成功する。
疑念を抱きつつもうなずき、怪物化を解くバイパー大尉。彼と連れ立って部屋を出ようとするギュラー少佐。だが、右手を振り下ろし、「殺れ」と一言。そして、すぐさま床に伏せて両手で頭を抱える。
待ち受けていた菱川軍曹がとにかく乱射する。頭を完全に撃ち抜くまでは安心せんぞー、とはプレイヤーの言。用心深いことですな。
南部密林で起こるはずの全イベントが流れたので、マスターは別の場所に最大の障害(バイパー大尉)を移し、そのクリアの後は話の流れを決めるだけにしたようです。今回は見事な撤退戦だったと思います。
後のシナリオの流れは適当に記します。バイパー変化が最大のピンチとなった感じなので詳述はしません。マスターの最後の抵抗だったかもしれない。
第十六機動大隊にテロリストによるカダフィー中佐の死(大嘘)を告げたPC一行は副本部長の委任状を利用して部隊を掌握する。当然のようにマスターも厳しい交渉判定を課すがダイス目はPCに味方する。
ギュラー少佐は緊急命令を発令。完全な無線封鎖を施した後、移動を開始する第十六機動大隊。そこで辰坂少尉を隊長とする別動隊が密林のミサイル基地に向かう。四十人の精鋭からなる別動隊は基地を無事に接収する。
この辺の流れは後で考えると無理が多い気もします。しかし、シナリオの本編部分は終了し、結末をまとめる為にプレイしていたわけですし。
菱川軍曹と平島伍長は古巣の第一機動大隊に先行し、大隊長アルテ大佐の説得にあたる。彼女は組織への忠誠と部下への責任感の狭間で大いに苦悩する。しかし、やがて到着したギュラー少佐の熱弁によって心を動かされる。ここでもダイス目はPC一行に味方する。説得に失敗したら彼女は自決していただろう。
SS指導部の正常化を目的に掲げ、第一機動大隊と第十六機動大隊がSS本部へと進軍開始。古くから友好関係にある第二機動大隊は沈黙を守り、南豪の私兵的存在である第三機動大隊と最精鋭の教導装甲大隊が敵に回る。だが、PCたちには切り札であるミサイル基地があるという混戦状況に突入。
マスターはここでシナリオの終了を宣言。エンディングは「ここに90年動乱は新たな展開を迎えた。即ち、SS同士の内紛の勃発である。蓬莱学園の未来はもはや誰にも分からない」というような感じになりました。
:シナリオの感想
シナリオの随所にマスターの個性が出ていて面白かった。戦闘の緊張感も『蓬莱学園の冒険』と『シャドウラン』では全然違います。たまにはこういう異種配合も良いかもしれません。無論、両方を使いこなした後にですが……。
担当したギュラー少佐はなかなか面白い人物になりました。野心と臆病さが併存しているところが個人的には魅力かな。しかし、戦友意識にこれほど引っ張られるとは思わなかった。ま、そこも気に入ってはいますけど。
最終的に結構血生臭くなりました。カダフィーを暗殺するとは思わなんだ。まあ、PC同士が戦友でいられたので良しとしましょうか。後半は勢いで勝負してしまった感もあり、反省すべき点もあります。いずれにせよ、夢中になって遊んでいましたし、記憶に残る楽しいセッションになったと思います。