対FOE専門パーティー

世界樹の迷宮SRS GM:小荒

本ブログにて初めて書かれるシステムですので、少しだけ説明を。

世界樹の迷宮SRSとは、ニンテンドーDS用ゲームソフト「世界樹の迷宮」シリーズを元にして、今年発売されたシステムである。
『世界樹の迷宮』とは、ある地下に広がるダンジョンのことである。内部は危険なモンスターが徘徊している一方、奥には貴重な素材や宝があるとされているため、大勢の冒険者が富や名誉を求めて最寄の『エトリアの街』に集まってきている。その冒険者たちをPCとして演じることになる。

さて、今回のシナリオはその『エトリアの街』に住む、とある病気の少年の依頼から始まった。
その依頼とは、とある難しい手術を受ける勇気が欲しいので、PC達に町で一週間後に開かれる武術大会で優勝して欲しいとのこと。そのために、PC達は迷宮の探索ついでに修業をすることになったのだった。

以下ネタバレ(?)含む
依頼を受けたはいいものの、少年の友人である一人を除いて全くモチベーションの上がらないPC達。
ただ、大会の優勝賞金や他の出場チームが気に障った等の理由で、大会には出場することに。

とりあえず、日課もかねて迷宮にもぐることにしたPC達。ただもぐるのも効率が悪いので、ついでに迷宮に出没するシロアリ退治の依頼も引き受けて行くことに。すると、迷宮に入って少し雑魚やFOE(中ボスのようなもの)と戦ったところで気づく。
「あれ、なんで俺たちザコ敵には殺されるのにFOEは余裕で倒せるんだろう?」
……どうやら、一体しか出ないFOEに対してだけは極端に強いパーティ構成らしい。
今度からは雑魚からは逃げて、FOEとだけ戦おうぜと話していると、どうやらシロアリ駆除の現場についたらしい。依頼者によると、その場にいるものを駆除するだけでもいいが、巣を見つけてそれごと破壊すれば報酬が上がるとのこと。それは巣まで行くだろーと言って巣に帰るアリをつけていくと、どんどんど迷宮の奥へと入っていく。

かなり深くまで進み、周りの雑魚もかなり強くなってきて(いや、逃げているのでわからないのだが)そろそろやばいと思ったところで、ようやく巣を見つけた。中には巨大な女王アリがいて、かなり危険な雰囲気を漂わせている。だが、FOEには強いPC達。せっかくここまできたことだし、また全滅してしまっても回収部隊がやってきて死体回収アンド蘇生をしてくれる人のこと。いっちょやってみるかーと気軽な気分で挑むことに。

すると、満身創痍ながらもなんとこの女王アリを倒してしまった。倒してしまったからには仕方がない、次はここから奥に進もうと話し、街に帰ってドロップ品の素材から作られるものを受け取ったPC達。作られたのは強い武器であったのだが、PC達には使えない刀であったため、売ってしまうかと相談していると、PCのソードマンがぽつりと
「ちょっと俺このパーティー引退するんで、ブシドーつれてくるわ」
翌日、そこには新しい仲間となったブシドーの姿が。
気を取り直して、女王アリのいたところからさらに奥へとFOE狩りをしつつ進むPC達(もちろん、雑魚からは全力で逃げている)。すると、そこには謎の人影によって召喚された巨大なエイが現れた。ここで、補給をしに戻るかそのまま突っ込むかで悩むPC達。結果、武術大会までの日数が勿体無いとのことで、そのまま戦うことに。

敵の攻撃をくらえば一撃死、また通常では敵に攻撃が当たらないという状況で、状態異常の一種「縛り」を駆使しつつ戦うPC達。しかし、物資が尽きてしまい、後1,2撃で倒せるといったところであえなく全滅してしまったのであった。回収部隊もここまでくる頃には武術大会も終わっているだろうとのことで、シナリオはここで終了したのであった。

ちなみに、武術大会優勝と同じぐらいすごいだろうと思われた女王アリ退治であったが、病気の少年は「よくわかんない。ただのアリでしょ?武術大会じゃないといやだー」とのコメントを寄せてくれた。
感想 > 世界樹の迷宮SRS | comments (1)

Comments

小荒 | 2011/07/29 02:37
たしかダークハンター、カースメーカーの縛りツートップにソードマン(のちにブシドー)とバード・レンジャーだったかな、パーティー構成は。縛りは強いんで封殺して圧勝するか、殴られて瞬殺されるかの2択しかないピーキーな構成だったんでマスターとしてはやりづらかった。まあ、パラディンかメディックがいないと雑魚戦はできんわなぁ。

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