病院の幽霊

ベーシック GM:とかげ

PCたちはオカルト部に所属して、現代科学で解明できない現象を調査しているが、もちろんそんなものは見つからないため、部誌にはねつ造記事を書いて発行していた。しかし、先日、ねつ造記事を作るために誤って墓場でぼやを起こしてしまい、オカルト部の廃部がほぼ決定した。
そして、部員たちは、廃部を回避するために、本物の超常現象を見つけることにした。
PCたちは調査の結果、この近くに今は廃病院になったところがあり、そこでは、20年ぐらい前に漏電事故で当時の院長の息子とその息子の娘が亡くなったということがあった。また、その周辺で、今でも夜に6〜7歳の女の子が1人でいるところが目撃される。その女の子に話を聞くと、どうやら父を探しているらしい。しかし、その女の子の姿はビデオに映らず、また昨日のことをまったく覚えていない、話題が20年前ぐらいのものである、などのことから、PCたちはその病院の院長の息子の娘の幽霊ではないかと思った。彼女は事件当日、父に会いに行こうとする途中に事故に巻き込まれた、ということだった。だから、PCたちは彼女を父の幽霊に合わせ、成仏してもらおうと考えた。父の幽霊は事件当日に、院長から娘が病院へ向かったことを聞き、そのときはじめて、自分が娘のことをないがしろにしていたことに気づき、娘に謝罪しようと思ったが、事故のためそれが果たせなかった、と話した。娘の幽霊と父の幽霊を会わせ、父の幽霊が娘の幽霊に謝罪すると、幽霊たちは成仏していった。
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