ジュラシック・アイランド

システム:クトゥルフホラーショウ GM Mさん

一回生のしろあくです。
近大さんとの交流セッションを行ったので、レポートにしました。

DNA操作技術が進歩し、絶滅した恐竜が復活した近未来アメリカ。孤島に建てられた恐竜テーマパークが舞台である。
探索者は突如とした恐竜の暴走に巻き込まれ、生き残りをかけた、原始的な戦いに身を投げいれることになる。
PC1 ハーバード・マッキンジャー(32) プレロールド PL:Iさん
 勇猛果敢な元軍人。数年前に退役した軍人。イラク戦争などに参加していた。今は何らかの職に就いているが、戦場での感覚が抜けず、違和感に苛まれる日々を送っている。戦友のブライアンがジュラシック・アイランドで働いており、旧交を温めるために向かうことになる。内心恐竜をハントしてみたいと思っている。

PC2 ジェイソン・グリーン(28) プレロールド PL:Iさん(近大の方)
 ジュラシック・アイランド元幹部。非常に優秀な人材であり、ジュラシック・アイランド社のエリートコースを進んでいた。1年前に正体不明の資金の流れを発見し、CEOに報告したところ園内バスの運転手に左遷されてしまった。今でも昔の同僚と通じて復権・復讐を狙っている。

PC3 シンシア・バーチー(26) プレロールド PL:Tさん
 美しき産業スパイ。ジュラシック・アイランドの競合企業、ダイナソー・パークのスパイ。色仕掛けで落とした研究者、チャーリーから情報を受け取るためにやってきた。重要な情報を手に入れれば昇進間違いなし。

PC4 ケーシー(42) プレロールド PL:M
 神の声がきこえる女性。熱心な神の僕。数年前から神の声が聞こえるようになった。ある日「悪しき恐竜の悪魔が現れる。お前には奴らの意思をくじく義務がある」と天啓を受けたのでジュラシック・アイランドにやってきた。

オープニング
 遺伝子技術が進歩した近未来、ある大企業によって恐竜がよみがえった。
その島“ジュラシックアイランド”には、数多くの恐竜がまるでサファリパークのごとく野放しで飼育されており、多くの観光客の訪れる観光地となっていた。
 恐竜たちは、特殊な技術によって恐竜観察をする人間には近づけないように生体操作され、
人々はサファリバスに乗って、恐竜たちの住む世界を間近で観察するツアーが敢行されていた。
 島を訪れたPC1,3,4はサファリパークを巡るPC2ジェイソンの運転するバスにのり、小型肉食獣エリアを探索する。そんななかPC3・シンシア・バーチーはチャーリーからメールを受け取る。曰はく
「愛しのハニーへ。
どうもCEOの様子がおかしくて変な命令を出しているようだ。
もしかしたら君と会う時間がとれないかもしれない。
とりあえず僕は103号室にいるから。
なっなんだあれは、ういおp@」
そして、観覧の途中、ジェイソンは施設に異常が起きた連絡を受ける。ツアー案内係のベルとどうするかを相談するとすぐに、大規模な異常が起きた連絡を受ける。そして、PCたちの乗ったバスに小型恐竜・ヴェロキラプトルが襲い掛かる。
バスにはりめぐされた柵の隙間から襲い掛かる恐竜にあわや、PC4 ケーシーはバスの外にひきずられかけるがたまたまバスに居合わせたカップルの片割れウォーレンがアイリスをかばったことにより、ウォーレンはバスの外に引きずり出され、ヴェロキラプトルの餌食になる。そのおかげでほかの乗客は何とか事なきを得、バスは島の外側の商業地区に引き返す。

ミドルフェイズ
 商業地区に引き返した一行であったが、すでに商業地区の隔壁は壊され、肉食恐竜たちが観光客を襲う阿鼻叫喚の地獄絵図となっていた。
PCたちは、そこでPC3シンシアがパーク職員から受け取ったという、島中央の管理区画に解決策があるという情報を共有し、一路島中央を目指す。
 島の中央は、湖の様なものが設けられており、その中央に人工島の管理区画があるという。PCたちはその湖の淵まで行こうとするが、湖付近は森林が複雑に生い茂っており、しぶしぶバスから降り徒歩で向かうことに。恐竜の嗅覚をごまかすため、全身に泥を塗りたくりながらも森林の中を進むが、運悪く、小型肉食獣数匹に見つかってしまう。しかし、バスの中に非常用に用意されていた対恐竜用火器をPC1ハーバードが巧みに操りなんとか撃退する。しばらくすると、パークの安全管理の警備隊に出会う。警備隊の一人と友人であったハーバードは再会を喜びながらも、今後の方針を警備隊に告げる。すると、警備隊の数人を護衛としてつけてくれることになり、PCたちは湖の端に泊めてあった小型モーターボートにのり、島中央を目指す。
 しかし、湖の中に生息していた恐竜に襲われ、バスの乗客の一人アイリーンが湖に転落する事態になるが、PC1の華麗な銃さばきにより乗客は救出され、中央区画に到達する。
 中央区画は、肉食獣エリアと橋でつながれていたが、現在橋は封鎖され、走行用のバギー1台のみが存在した。
管理区画建物に入ると、すでに中はひどく荒らされており、一瞬だが、影がよぎったのを目撃する。PCたちは警戒しながらも中に潜入し、研究所の一室に隠れていたチャーリーに合流する。いわく
今日の昼前、CEOが中央制御施設内の全職員をホールに呼び出した。自分は実験の最中だったので行かなかったしばらくしても人が帰ってこなかった。施設内を見て回るとレプタリアン(蛇人間)が歩いていた。ホールを見に行ったら皆殺しにされていたレプタリアンは秘密プロジェクトによって再生された古代の爬虫類種族。今まで5体は復活しており、培養ルーム(近くの部屋)には100体いる
ということを聞く。
 PCたちは、恐竜たちを止めることができる制御室へと向かうことに。中には、蛇人間が3人と一人の男・レプターと出会う。曰はく「ついに我ら蛇人間の悲願がなされるのだ。忌々しい人間どもを生贄に捧げ、再び父なるイグの恩寵を受けられれば、再び地球の支配者となれる」「光栄に思うが良い。君たちは偉大なる蛇種族の再誕の場に居合わせたのだ。汚らわしい人の血が神への供物へと昇華される神聖な儀式が行われる」と言い放つ。異形の蛇人間の姿となったレプターはPCたちに襲い掛かるが巧みな連携の前に敗北する。

エンディング
これで無事、解決かと思いきや、ティラノサウルスが中央制御室へとつながる小橋の上にある隔壁を壊しPCたちへと襲い掛かってくる。PCたちは慌てて、外に止めてあったジープに乗り、一路、大型肉食獣エリアの外を目指し逃げ出す。あわや、食べられてしまうかと思われたが、神の声を聴く脳筋女性の活躍もあり、無事エリアの外に逃亡、ティラノサウルスを倒すことに成功する。
多大な犠牲を払いつつも無事ジェノサイド装置が起動したことで、園内の全ての恐竜は倒れた。無数のけが人と死者がいるものの、生存者はひとまずの平穏に安堵しているようだ。しばらくすると軍の船がやって来て、犠牲者の運搬を始めた。
 ジュラシック・アイランド社はおそらくつぶれる。こうなるとダイナソー・パークの独壇場になるだろう。
PCたちは、そう思いながら、各々の日常へと戻っていくのであった。
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