幻滅!?さすおにの罠

システム:ナイトウィザード3rd GM:怪竜
RPG研究会2回生のcrowbarです。
今回はナイトウィザード3rdのシナリオのレポートを書きます。
見学に来た方が参加していました。

舞台は現代日本。

シナリオタイトル
幻滅!?さすおにの罠

PC1 大峰拓真 PL:K(見学者)
18歳。進学を機に実家を離れている。
妹(美世)に見栄を張りたくて、新天地ですごいウィザードになって世界を何度も救っていると嘯いてしまった。このシナリオでは何とか妹についた嘘を隠し通さなければならない。

PC2 大峰美世 PL:crowbar
16歳。拓真の妹。かつて兄をかばって隻眼になった。
兄の嘘を真に受けており、実際に兄の活躍を見届けるためやってきた。
「さすがはお兄様です」と何度も言うことになる予定。

PC3 立花真雪 PL:白額虎
16歳。拓真のウィザード仲間。拓真の嘘に協力することになった。
ひょんなことから別の魔王と交戦中のモーリー=グレイを助けてしまったことがある。その際電話番号をもらった。

PC4 篠宮晴人 PL:Y
26歳。地元のまとめ役的ウィザード。拓真の嘘に協力することになった。
「強者」を求める浸魔と出会った。
ある日大峰拓真の下に一本の電話が掛かってきた。
掛けてきたのは妹の美世。
「お兄様の活躍を見届けるためにそちらに向かいます。」と言う。
拓真は大変なことになったと考えた。何しろ妹に見栄を切ってすごいウィザードとして大活躍していると嘯いていたからだ。
妹を幻滅させないために立花真雪と篠宮晴人、ロンギヌス地方支部に協力を仰いだ。彼らは「事情があるようだし仕方ない」と拓真に協力することを約束した。

彼らの協力は素晴らしかった。
ベンツで美世を出迎えるロンギヌス職員。大峰拓真親衛隊体長を名乗る立花。拓真の活躍ぶりを伝える篠宮。挙句の果てには悪乗りしたアンゼロットが拓真を褒め称えだした。
すっかり騙された美世は「話にたがわぬ活躍ぶり。さすがはお兄様です。」と喜ぶのだった。

その後、実際にウィザードとしての活動を見ることに。
現在街に出没する侵魔“幻斎”は「強者」を求めているらしい。
調査をすると、被害者は皆なにかしらの大会で優勝していることが判明。(例えば壁新聞コンテスト優勝者。)
都合がいいことに現在街では
・カップルコンテスト
・大食いコンテスト
・街に関するクイズ大会
の三つが開催されるので、出場することになった。

なんとか優勝すると、雑魚侵魔が襲ってきた。
倒すと幻斎が現れ「一騎打ちをする」と言いだす。
手下を多数引き連れていたので拓真は話に乗るが、強力な幻覚の前に手も足も出ない。

どうしたものかと悩んだ結果、真雪はモーリー=グレイに借りを返してもらおうと考えた。貰った番号に電話するとモーリーの下に続く門が顕れた。
くぐるとモーリーの前。
相談すると、彼女は幻覚を破る手段があると言う。
そして彼女は「破幻の瞳」と呼ばれる目玉を出してきた。
これを本来の目と入れ替えることで真実を見る力を得ることが出来るというのだ。
ここで誰が目を手に入れるか考えることになった。
美世は「お兄様を傷つけるわけには行けない。自分は隻眼だからコストはない」と主張する。
一方拓真は「真実を見る力ならば、自分が美世についた嘘がばれてしまう」と考えた。
結果拓真は美世に真実を話すことに決めた。
真実を知った美世は幾分落ち込んだものの、「お兄様への期待をかけた私のせいかもしれない」と考えて折り合いをつけるのだった。

「破幻の瞳」タダで手に入るものではなかった。「破幻の瞳」が課す試練を乗り越えて初めて手に入れられるのだ。
試練の内容は思ったより過酷であった。体感時間で一年間ほど変な世界で冒険してやっと「破幻の瞳」を手に入れることが出来た。

「破幻の瞳」を得た美世は真実を見抜く力を手に入れた。
「これで幻斎を倒せる」と息巻いて、一行は街に向かった。
街に入った美世は違和感に気付き、「破幻の瞳」の力を使った。
街を覆う幻覚が解けると、街に巨大な影が落ちていることが分かる。上を見れば逆さになった巨大な日本家屋が空中にある。
「あそこに行けば幻斎がいる」と言って急ぐ一行。

中に入れば幻斎が待ち構えていた。
強力そうな手下を連れていたが、「破幻の瞳」パワーを使うと、ただの雑魚であることが判明。さらに幻斎の化けの皮も剥がれる。
ただの優男だった幻斎がみるみるうちに筋骨隆々の姿に代わっていくではないか。

「真の強者が現れた。戦おう」という幻斎。
幻覚を使う癖に脳筋であった。

ついに最終戦闘となったが、プラーナの大盤振る舞いにより呆気なく撃破。
とどめは拓真であった。「さすがはお兄様です。」

侵魔を倒したのでアンゼロットに報告に行くことにした一向。
拓真が美世に真相を話したことを知らないため、アンゼロットは拓真を持ち上げ続ける。「破幻の瞳」パワーによって美世にはアンゼロットが嘘をついているのが丸わかりであった。
アンゼロットに事の次第を告げると、歯切れ悪そうにするのであった。

報告の後真雪はモーリーに誘われお茶会に向かった。
拓真と美世は新たな兄妹関係を確認した後、しばしの別れとなった。
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