幸運の白猫

システム:Basic(SANチェックなし) GM:Y

PCたちはまだ商店街の残っているのどかな町で暮らす幼馴染の6人組である。小学校時代のある日、白猫を助けてから何故か幸運が続くようになった。しかし、高校に入って一転謎の不幸に襲われることになるのだった…。そしてPCたちはネコを助けた時感じた悪魔のような視線を思い出す。

PC紹介+NPC紹介

椎名まゆり(NPC)  ゆるふわ(ビッチ)系の女の子。

桐ノ野高介(K)  信じられるのは肉体だけ。まゆりにはよく助けられており頭が上がらない。

沼津 宗介(Y)  まゆりのことが好き。いいところを見せたい。

肥後   (オグリビー) お気楽男子高校生。ネコが好き。  

岡村奈美 (O)  高飛車なお嬢様。言葉の端々からお金持ちオーラが出ている。

西野あかり(パイの実) 物事ははっきりさせておかないと気が済まないタイプ。
PCたちとまゆりが商店街に遊びに行くと、銀行強盗が店に立てこもっていた。流れ弾でまゆりが死ぬビジョンを見た宗介はまゆりを引っ張って助ける。まゆりがゆるふわでしかしその後宗介を立て続けにガス漏れで家が爆発、食中毒、エアコンの排気口づまりで息ができなくなる、などの不幸が襲う。と思ったが死んだと思った瞬間事故が起こる前に戻り、宗介は何とか死を免れる。不思議だなと思いつつもまた6人で遊んでいると、バイクが突っ込んできて3人ひかれる。運転手が襲ってきたのをわけがわからないまま倒したと思ったら、どこからともなく悪魔が運転するダンプが突っ込んできた。まゆりと宗介だけになったが地割れに二人のみこまれ、こうしてみな息絶えた。
と思ったら世界が滅びた後機械の中で眠る人々のイメージが浮かんだあと、最初の猫を助けた場面に戻っていた。

その後二周三周とループを繰り返すうちに次のことがわかった。

転校生のクリス君のお父さんの研究によると、この世界はヴァーチャルリアリティのプログラムで、PCたちのループ現象もそれで説明がつく。

お父さんが送ってきた本が、プログラムをいじる方法が書いてある本で、今はクリス君の家にあるらしい。

と言うことでその本を読んでみるしかないと意気込むPCたちだが、本を手に入れようとするたびキラーマシン萌香(最初にまゆりを撃ちかけた銀行強盗)が目の前に現れてPCたちを容赦なく抹殺していった。

しかし試行錯誤と名探偵まゆりちゃんの推理、まゆりちゃんが教えてくれた悪魔の防御を解除するパスコードによってついに我々は悪魔を追い詰めた。悪魔の正体は滅びた地球で眠る人々が暮らす仮想現実の世界の管理者で、この世界が同じループを繰り返し続けるようにするためにバグけしを行っていたらしい。そしてそのバグがあの最初の猫だと言う。

世界の変数(世界の繰り返しを邪魔する)ネコを渡せ、そうすればお前たちは夢の中でいつまでも幸せな日常を繰り返して生きていられるのだ、という管理者。PCたちは各々の考えはありつつも結局、管理者を倒して自分たちが新たな管理者となり、変化を許容する世界にすることを選んだのだった。

感想:途中から惨劇Rooperやってる気分でした。ちなみに我々の間では最初の強盗のところでまゆりちゃんを死なせたらどうなるのかやってみるべきでは、という意見が結構真剣にあったのですが、必要なかったのでまあ結果的にやらなくてよかったです。前半の驚き連発のあたりこのGMの持ち味だと思いました。
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