三つ子はわかってあげない

システム:クトゥルフの呼び声 GM:オグリビー

キャラ作成のときにGMは言いました。
「OPでPC1にはお札が送られて来ます。双子だと2枚送られて来ます。」
こうして、三人のPCが三つ子になりました。
そして送られて来る三枚のお札。三つ子は幼馴染の巫女PCにゾッコンなのでプレゼントだと勘違い。
なんでお前らついてくるんだとか漫才しながら巫女PCのいる神社へ行くと、
「何このセンスの悪いお札?私お手製のお札あげるからそんなの破り捨てなさい。」
破り捨てたり、くしゃくしゃ丸める三つ子たち。……巫女の芸術:お札が成功してよくわからないとか言われたんだから仕方ないよね。

一方でもう一人の探偵PCのもとには依頼が来る。
宗教団体「心の匣」の教祖が金とともに失踪したので探してほしいとか。……終わってるなぁ。
「心の匣」の教祖の部屋を探索すると手記が見つかる。手記には悩みなどが書かれているのだが読み進めると、
離婚した妻のもとにいる高校生になるはずの三人の息子たちに札を送る、と書かれている。へ、へぇ〜。

何だかんだで合流し、三つ子の親に事情を話す探偵。
変な宗教にハマったのが離婚の原因だとか。そりゃそうだ。
お札は離婚のときに息子たちが大きくなったら会うためのヒントは与えてもいいと約束したから来たらしい。
探偵は三つ子に産みの父親と会ってみたくないか聞くが、
三人の子供を置いて母さんを捨てて宗教に走った奴なんか父親じゃない、と主張。
その上三つ子からすれば今まで何の連絡もなしにいきなり訳のわからないお札を送ってくるようなやつである。
今の父さんが本当の父さんだ、と探偵を追い返し義理の父との家族の絆を確認する三つ子たち。ええ話やなぁ……。

次の日からは会いたくないと伝え、過去を清算するためにやっぱり父を探し始める。
色々あってさらわれて死にそうになっていた父を助け出すと、
気が付いた父親に、変な札いきなり送り付けてんじゃねぇ、とか囲んでまくし立てる三つ子。
これにションボリしてしまった父親はせっかく会えた息子たちに何の事情も話すこともできず別れてゆくのだった。もう会うことはないだろう。
そうして三つ子と母親、血は繋がってないが絆で結ばれた父親の五人の家族は平和に暮らしていくのでした。
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